戌の日とは
毎日、1日1日に干支(えと)が割り振られています。「今日は子の日です」などと。
戦国以降、日だけでなく、年・月・時刻・方位の記述にも利用されるようになっています。落語などに時間や方角が出てきたりします。
昨今は、年賀状も書かなくなりましたが「今年は何ドシ?」「あなたは何ドシ生まれ?」などというやりとりは今も生活の中に行きています。
同様に日付にも干支が割り当てられており、12日に1度同じ干支がまわってくるのです。
十二支 | 音読み | 訓読み |
子 | し | ね |
丑 | ちゅう | うし |
寅 | いん | とら |
卯 | ぼう | う |
辰 | しん | たつ |
巳 | し | み |
午 | ご | うま |
未 | び | ひつじ |
申 | しん | さる |
酉 | ゆう | とり |
戌 | じゅつ | いぬ |
亥 | がい | い |
妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に腹帯(岩田帯)を巻き、安産を祈願する風習があります。
ただ実際には以下の今年のカレンダーを見ていただければおわかりのように平日も多いですし、妊婦さんの体調などにも寄りますので、
妊娠5ヶ月を過ぎた頃の戌の日という感じになっています。
どうして戌の日なのか、というと、戌(犬)は多産でありながらお産が軽いことから「安産の守り神」として親しまれてきました。
実際に犬のお産は軽いのか?というのは実体験からするとその通りでした。
幼少期に飼っていた犬は雑種のでした。
数匹が産まれました。
人間と違って状態が分からないので、産まれるのを起きて待っていました。
しかし、ウトウト寝ている間に、気付いたら産まれていたという感覚に近かったです。
かかりつけの動物病院の先生に伺いました。
現在では犬種による(比較的頭部が大きいなど)、育ち具合による(高栄養価のご飯で大きく育ち過ぎてしまって難産になる)などの影響もあって難産の犬も結構いるようです。出産事情も時代とともに変化しますね。
戌の日カレンダー
2022年後半では以下の日付が戌の日になります。
- 8月13日(土)【仏滅】/23日(木)【友引】
- 9月6日(火)【赤口】/18日(日)【赤口】/30日(金)【先勝】
- 10月12日(火)【先勝】/24日(日)【先勝】
- 11月5日(土)【先負】/17日(木)【先負】/29日(火)【仏滅】
- 12月11日(土)【仏滅】/23日(木)【赤口】
2023年初では以下の日付が戌の日になります。
・1月4日(水)【赤口】/16日(月)【赤口】/28日(土)【先勝】
・2月9日(木)【先勝】/21日(火)【先負】
土日祝日は太字。社寺のご祈祷や参拝者で混雑が予想されます。だたし、2022・2023年の上記期間では、六曜としてはあまり良い日がないので、混雑日が集中する可能性があります
大きな有名神社さんですと、この土日曜などに行くと大勢の人です。
今のコロナ状況の中でもあり少数で参拝を求められますが、それでも人出がすごくなります。
予約制ではなく、順番に申し込んで順番に、どんどんご祈祷に呼ばれます。
待合場所がキレイに完備しているところであれば待ち時間も苦になりませんが、暑かったり、寒かったり、妊婦さんへの負担がかかるようなところは避けたいです。
むしろ、オススメは、中堅どころの神社さんで、予約を受けているところがありますので、混雑する日程であれば、予約してから行くのが現地での待ち時間が少ないと思います。
どこに誰と行くのか?
神社・寺院で妊婦が腹帯を締めることと安産の祈願をします。
少し大きな神社さんなら祈願の項目の中に「安産祈願」はほとんど実施いただけます。
私のオススメが安産祈願は有名なご利益が大きそうな神社が良いと思いますが、それはご両親の考えでもあり、そのお子様からみた祖父母の方のご意見もあると思います。
事前によくご相談になってみてください。
私のところは夫婦2人で「水天宮」さんに行きましたのでそれでも問題ありません。(戌の日でもなかったかもしれません。。。)
別サイトで、幾つかの全国の神社さんを載せていますので、ご確認ください。
それとは別に、必ず産土神様、氏神様へのご挨拶も行って欲しいと思います。普段着で家族だけで(パパ&ママのおふたりとお子さんがいればお子さんも)参拝されるので十分です。ご挨拶に行くこと安産であることをお守り下さい、と願掛けすることが重要です。
東京 水天宮さんの口コミ
◯才女性
安産祈願の腹帯や護符を購入。
犬の銅像をなでなでしたり 上の子を連れて2人目の安産祈願も。
お陰様で良い子に育ち、仕事も順調なようで感謝しております。
◯才女性
安産・子宝祈願において東京で最も有名なスポットの一つだと思います。十数年ぶりに訪れましたが、社殿等の改修で建物内が綺麗になっているほか、待合室に授乳室やおむつ替え台が設置されていたのには驚きました。境内にある「子宝いぬ」の周りには十二支の文字があり、自分の干支を撫でて安産・子授け・無事成長を祈るそうです。
何か持参するものはありますか?
腹帯については、ご祈祷された腹帯をいただけるところなどもあります。これは寺社によって異なりますので行く場所を決めて確認するのが良いと思います。
私は、水天宮さんへ行きました。腹帯などすべてセットされたご祈祷になっており、申し込んでしばらくすると呼ばれて、昇殿参拝、という流れで待ち時間30分、ご祈祷時間10分ちょっとの1時間程度、という感じでした。
ご祈祷完了までの手順
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1通常の神社参拝と同様に、手水舎で清めをします
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1祈祷受付、というような場所が社務所やその近辺にありますのでそこで用紙に必要事項を記入
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2用紙を受付の方にお渡しして、初穂料もこのときに渡すことになります
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3受付番号が渡されて順番がくるのを待合室でまちます
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4受付番号が呼ばれますと、ご祈祷の時間です。社殿への昇殿経路が案内されます
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5着席して順番にご祈祷の名前が呼ばれるのを待ちます
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6名前が読み上げられてご祈祷が終了します
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7社殿からでて、授与品を授与されます
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8せっかくですので体調が許すなら、境内の散策を行い帰宅
拝受した腹帯は飾り物?使う物?
もちろん普通に日常使いで使ってください。
水天宮さんなどは、「帯プロジェクト」と称してお子様の肌着のようなものなど、ご妊婦様が無事出産後、お腹のお子様を守り育んだ御子守帯を「あらたなかたち」へと作りかえることを推奨されているようです。
当日の服装は?
昇殿参拝を予定しているのであれば、男性は、スーツが必須。女性はマタニティードレスを少し外出用の良いものを1着準備されて、それを着られるのが良いと思います。
いくつか候補をピックアップしました。
初穂料はどの程度でしょうか?
多くの神社では、5000円以上とか1万円以上とか、記載がありますのでその指示に従うのがよいでしょう。
腹帯などもセットで出していただけるところは、1万円以上からが一般的です。
神社さんへの初穂料ですので、現金そのままというよりは、「御初穂料」と記載して、のし袋にいれてお出しするのが正式です。
大手神社さんでは、受付時点で現金をその場で裸のまま渡すところもありますが、これは気持ちの問題もあり、のし袋に入れて持っていくのが良いです