昨今の御朱印ブーム、コロナで大規模な結婚式や披露宴を控える傾向などにより、家族を中心に行う神前式(特に神社で実施する式)は堅調に増えています。
パッと見の華やかさやウエディングドレスへの憧れもあり、チャペルでの結婚式の人気は根強いですが、神前式・神社結婚式、和装結婚式は日本伝統の文化であり、
これから先の未来も残っていくことになるでしょう。
神前式ができる場所(会場)
当然、神前式なので「神社」と考えますよね。
ほぼ半数は、「神社」で行われているのですが、残りは、専門結婚式場やホテルの中に設置されている神殿で行われています。
「チャペル」と同じですよね。街の教会で式をやっているかというとあまりそのケースはなく、専門結婚式場やホテルの中に設置されているチャペルで行われています。
私は、せっかく神前式の結婚を選択したなら「神社」でやってもらいたいですね。
御朱印を集めていますので、神社のことはいろいろ調べていますが、神前式結婚式が、現在のような神社で行うようになったのは、1900年(明治33)に行われた大正天皇のご成婚が
最初といわれています。(現在の東京大神宮)その後一般に広まったのは、第二次世界大戦後のことです。昔の日本の結婚式は、新郎の自宅に身内の者が集まり床の間に祀られた神様の前で行う形でした。
神前式と決めても、場所をどうするのかは決めなければならないですね
神前式は、基本的には親族だけが参列する式になります。チャペルなら親しいお友達に結婚式から参加いただくこともあるのですが、神前式は身内が中心です。それは、儀式の場所が拝殿や本殿など
スペースがあまり大きくないことが一番の理由です。
神社さんによっては、参加者の制約が緩いところもありますので、希望として確認項目に入れておく必要がありますね。
ただ、神社さんは一般の方々も普通に参拝に来られていますので、新郎新婦の姿を見ることができますし、私も何度も神社での結婚式の開催している場面に出会したことがあります。
お友達には、一般の参拝者と同様になりますが、境内からご覧いただくことも可能です。
神前式に向いている人
神前式に向いている人
- 和装で結婚式がしたい。ドレスは、披露宴の時に着れば良い
- 神社が好きで、氏神様に毎年初詣していて、派手派手よりも しとやかに、厳かな雰囲気が好き
- ご出身が地方で、祖父母や親戚が喜んでもらえることを大切にしたい
和装で結婚式
白無垢(しろむく)
日本古来の和装の中で、もっとも格式が高い婚礼衣裳です。白が意味する純潔無垢を全身にまとい、相手先に嫁ぐのは、「身も心も清い状態で式にのぞみ、嫁ぎ先の色に染まる」意味がある
と言われています。白無垢は、結婚式という素晴らしい人生の門出に最も適した衣裳だと思います。
神社が好きで、厳かな雰囲気を好む
後述しますように、神前式の流れは、儀式ですので厳格な雰囲気の中で行われます。この儀式を通じて新郎新婦が神様に結婚の報告と永遠の愛を誓うわけです。
この一連の儀式に価値を見出さない方は、神前式は避けられた方が良いと思います。派手ではないながらも、煌びやかで、かつ、清純な落ち着いた雰囲気をお2人が好むなら非常に価値ある式の形態だと思います。
祖父母や親戚が喜んでもらえることを大切にしたい
伝統的な神前式の結婚式は、お年を召した方々には好評です。讃美歌なんて歌えませんもんね。
今、withコロナの時代だからこそ、特に高齢者の方々には密になるようなことを避ける、という気遣いが大切です。
できるだけ少人数で、若い方は親類縁者くらいしかいなくて行われる挙式ですとかなり安心して参列いただけると思います。
こういう観点で挙式を考えられている方には、選択肢の1つとして十分にあると思います。
挙式費用
例えば、挙式だけの場合の費用は以下の有名神社でもこのくらいの予算感になります。衣装代などを合わせて、神前式を神社で行うと 20−30万円くらいが平均的な金額規模感になります。
東京大神宮 : 150,000円(非課税・親族控室含)
赤坂氷川神社 :85,000円(非課税)
神前式の流れ
基本的には「伝統儀式」ですので御作法や聞きなれない用語がいくつか出てきます。
しっかりと巫女さんが教えてくださいますので、問題ないことと、間違えたって良いんです。気持ちを入れて白無垢のように真っ白な気持ちで臨むことが一番大切なことです。
簡単な流れ
- 参進の儀 : 巫女に続いて新郎・新婦・両親・家族・親族などが列をなし、雅楽の流れる中を進み本殿・御社殿へと進みます。
- 修祓の儀(しゅうばつ) : 新郎・新婦、列席者の身を清めるため、祓詞(はらいことば)に続き、おはらいが行なわれます。
- 祝詞奏上(のりとそうじょう) : 斎主が祝詞を読み上げ、神にふたりの結婚を報告します。幸せが永遠に続くよう祈る。
- 三献の儀(さんこん) : 大中小の杯を使用して新郎・新婦がお神酒を飲みます。「三々九度の杯」。お神酒をいただくことで、永遠の契りを結ぶ。
- 神楽奉納(かぐら) : 結婚を祝い、巫女が舞を奉納します。
- 誓詞奏上(せいしそうじょう) : 新郎もしくは新郎新婦の二人が誓いの言葉を読み上げます。式の中でも特に盛り上がる場面です。誓詞奏上では新郎に注目が集まる場面です。
- 玉串拝礼 : 新郎・新婦がそれぞれに玉串を持ち、神前に捧げます。「二拝二拍手一礼」。仲人夫妻、両家代表が続く。
- 指輪の交換 : もともと神前式にありませんでした。現在は一般的に行われています。巫女から指輪を受け、新郎から新婦、続いて新婦から新郎へと交換します。
- 親族杯の儀 : 両家の結びつきを祝い、新郎・新婦・列席の親族がお神酒を飲みます。
- 斎主挨拶 : 斎主・新郎・新婦・列席者一同が神前に拝礼し、祝いの挨拶を行ないます。
どこに相談するの?
お目当ての神社があれば直接連絡するのも良いですが、意外に知らない神社があったり、地域によっては、今の時代ですのでまずはネットで情報収集し、資料請求するか、直接話に行かれることをお勧めします。
神社での結婚式・神前式を専門の扱われているところもあることがわかりますが、候補としては以下になります。
【全国300ヵ所以上の神社と提携】 提案エリアが広いことはありがたいですよね。都内だけが挙式の対象になるのではないので全国から選べることは利便性が高いです。
【4万8800~挙式が可能】費用感も抑えられることが人前式挙式のメリットの1つ。ネットでの相談でも、実店舗への相談でも可能なことも移動費用面でもありがたいですね
【30代以上の花嫁に人気】女性の社会進出がますます進む中、また、コロナの影響で挙式を延期されてきていた方など、初婚年齢が少し上になっても、和装は肌の露出も少なく、体型もカバーしやすいので年齢的に気にしていたような不安も解消されますね。
まずは、ネットで情報を確認して、実際に相談デスクで対面で詳細を気軽に相談してみることをお勧めします。
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第3者目線でプロのアドバイザーが、おふたりにピッタリの式場をご紹介できます。もちろん和式の挙式もたくさんご紹介できることは当然ですが、あまり目の向いていなかったようなもっと
別な挙式のパターンがあることも相談している中で理解が深まり、イメージアップすることが最大のメリットです。
半個室のソファ席でリラックスしながら結婚式準備や費用などについても相談できます。