秋口くらいになるとチラホラとカワイイ着物を着た七五三の子どもたちが街なかを歩いて神社に向かう姿、神社に立ち寄るとそういう子供太達が目につくようになります。
はてな
七五三詣では、いつ、どこで、何をやるのか?慌てないように準備したいけど何をしたらいいの?
という方に回答をまとめてみました。
いつ?(年齢)
結論
女の子は3歳と7歳、男の子は3歳と5歳(5歳のみ、という説もあります)の儀式です。
昭和よりも前は年齢の計算は、「数え年」と言われてきました。七五三詣でも同様です。
現在とはことなり、満年齢ではなく「数え年」で行うのが正式とされていました。
「数え年」で計算するの?「満年齢」で計算するの?
「数え年」とは、生まれた年を1歳とし、新年(1月1日)を迎えると1つ歳をとるという年齢の数え方です
結論
正解はありません。現在でも数え年で行われる方も、満年齢でもOKです。
現在、2021年なので、2021−生まれた年(1999) +1= 数え年
という計算になるということです。1999年に生まれたお子さんは、今年は数え年なら七五三詣での年ということになります。
ちょっと今の感覚からも違うと思いませんか?満年齢で数えた方が良い感じがします。
満年齢なら簡単で、1998年に生まれたお子さんが今年七五三になります。満年齢で実施されることををオススメします。
いつ(日付)?お参りにいく時期
もうひとつのいつ?は日付です。
結論
いつでも良いのです。基本は11月15日にすることになっています。
「基本は」とお伝えしたのは、現在では特に15日にこだわらず、ご両親の仕事の都合に合わせて、祝日や日曜などにお祝いする事が多くなっているからです。
11月15日頃はちょっと気温が低いときもありますが、天候が落ち着いていて選びやすいですね。ただし、混みます!!!
神社は七五三の人で溢れかえります。(前後の土日は特に。。。)
オススメは10月の半ばくらいを目指すのが一番です。まだそんなに混んでいない、暑さは終わっている、天候の良い日が多い、写真館などの早割みたいな制度もあって金銭的にもちょっとお得なども理由からです
六曜(ろくよう、りくよう)について
暦注の一つで、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぷ)・仏滅(ぶつめつ)・大安(たいあん)・赤口(しゃっこう)の6種の曜がある。
日本では、有名であり気にされている方が多く、一般のカレンダーや手帳にも記載されているのを見かけることがあります。現代日本においても影響力があり、「結婚式は大安がよろしい」「葬式は友引を避けましょう」など、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されています。
何らの根拠もなく、ほぼ迷信です。一方で上述のとおり気にされる方もいるので、佳き日・時間にセットした方が無難です。
先勝(せんしょう)
早くことを済ませてしまうことが良いとされる日。「先んずれば即ち勝つ」の意味。午前は吉、午後は凶と言われる。急用の処理や訴訟には吉日とされています。七五三のお祝いをするには午前中が良いということです。
友引(ともびき)
勝負の決着がつかない良くも悪くもないとされる日。朝と夕は吉、昼は凶。「友」を「引く」という意味合いで、結婚式などの慶事は良いものの、お葬式などの弔事は良くないとされる日です。慶事においては大安に次ぐ吉日なので、七五三のお祝いの日に選ぶ方も多い日です。
先負(せんぶ)
急用は避けるべきとされる日。争い事や公事も良くないといわれ、万事に平静を守ることが良いとされる。「先んずれば即ち負ける」の意味で先勝に対応する。午前は凶、午後は吉と言われる。
仏滅(ぶつめつ)
六曜における大凶日。万事に凶であるとされる。この日は六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀を忌む習慣がある。この日に結婚式を挙げる人は少ない。
大安(たいあん)
万事進んで行うのに良いとされる日。「大いに安し」の意味。
六曜の中で最も吉の日。何事においても吉、成功しないことはない日とされる。「泰安」が元になっており、婚礼や建前(上棟式)などの日取りなどは大安の日に行われることが多い。
赤口(しゃっこう)
正午の前後を除いて凶日とされる日。午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされる。
11月12日、14日、15日が間違いなく混雑ピークになりますね。コロナのこともありますので、この時期は避けるのが無難だと思います。
結局、いつでも良いのですが、このピーク絶頂期は避けて、その前後で検討がオススメです
どこの神社に参拝に行くのか?初穂料はいくらくらい?
結論は、どこでもほぼ七五三のご祈祷を受け付けてくれます。お子さんの生まれた地元の「産土神(絵現在では氏神様とほぼ同義で使われています)」へ行く、というのが古くからの習わしですが、七五三で有名な大きめの神社に行くのもありです。
好きな神社へお参りください。
お子さんは長い時間、着物姿は耐えられません。できれば予約が可能な神社で、現地であまり待ち時間ができないようにしてあげることが大切です。
御初穂料はいくらかかりますか?
神社さんには、ご祈祷の前に奉納する「祈祷代・初穂料」。5,000円が主流で、有名神社さんですと1万円が目安です。
地域や神社によって千差万別。有名な神社でも3,000円のところもあれば、1万円というところもありました。
金額指定されているところや、5,000円以上でお心次第というところもあります。
ご祈祷は30分くらいかかることが多く、お子さんがおとなしく座っているのが難しいため、ご祈祷はしないで参拝だけということも選択肢としてはあります。
のし袋に「御初穂料」と書いて持参くださいね。
ここで中間的にまとめながら整理すると、以下のようなことを決める必要があります。
どこで記念写真を撮りたいのか?(神社の境内でもプロカメラマンに撮影を依頼したいのか?スタジオだけで記念撮影は構わないのか?)
衣装のレンタルは誰に依頼するのか?衣装レンタル専門会社?写真スタジオと提携している衣装レンタル業者?
何を着るのか?お子さん、ママ・パパ。(意外にママの気合が入ります。時間とお金がかかる、ということです。)
いくつかのパターンがあります。楽なのは、何かとセットにしてまとめてお願いする方法です。
神社を決めて、その神社の七五三パックで衣装のレンタル、写真撮影までセットになっているようなパッケージサービスの利用です。
注意事項は、神社によっては境内で「プロのカメラマン」を連れて撮影することを禁止している場合があります。祖父母がシャッターを押す、というのであれば問題ないですが、プロを引き連れて撮影会はNGのところがあります。そういう神社さんはそこの神社で撮影を依頼することになります。
もしくは、衣装レンタル屋さんに衣装を借りて、写真撮影がパックになっているようなものもあります。
パパは、仕事のときのスーツを着れば良いのですが、ママは七五三のときに結構気合が入ります。ワンピースなどはお持ちの場合もあるでしょうし、お子さんが着物なのでママも着物が良い、というご要望もあります。その場合には、ママの着物のレンタルも必要かもしれません。
ヘアセットやお化粧は衣装を依頼した先や写真スタジオで追加でやっていただけると思いますのでプラン(セット)内容をよく確認してみてください。
まとめ
やるべきことのチェックリスト
簡単な流れ
- どんな感じで進めるのかをイメージを合わせる(祖父母の意見も重要になるので早めに相談)
- 日程候補の確定、2−3候補日程を決めてしまいましょう
- どこに依頼するのかを比較検討する時間も必要です。1.2のイメージくらいをもって資料確認、相談のため神社・写真館・衣装レンタル屋さんなどを2−3ピックアップ
- 実際に話を聞いて金額を含めたイメージを具体化させましょう
- 神社への予約。9月の初旬くらいまでにここまで済ませておきます。つまり、タイトルのとおりです。8末までにはいろいろ決めておく必要があります
- 各業者さんとの仮予約、本予約(記念写真を前撮りするのか当日の朝撮りするのかなど、選択肢があります)
想定される費用項目
神社さんにすべておまかせ・・・・・20万円程度
写真館+レンタル衣装・・・・・・・・・5−10万円程度(写真の枚数やカット数ですぐに何万円もプラスになります。)
上記に加えて、初穂料、きものの小物で消耗品扱いのものの購入、お祝いをいただいた際のお祝い返し
意外に時間的にはあまり余裕はありません。このブログでもお手伝いして最新情報を適宜投稿するようにしますのでご確認ください。
想い出に残る七五三をお迎えください。
七五三詣、やるべきこと全て具体的に紹介。1度きりのイベントを後悔しない
この↓の記事まで読んでいただいたらこんなこともやっているんだ?、って気になっていただけるのではないかと思って書いてみました。
七五三ってどういう意味があるもの?
以下の記事を参照下さい。
七五三、意外に知らない意味について解説します
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